2020年1月16日木曜日

中学理科 心臓についての雑学



心臓の雑学

心臓は、体全体へ血液を送り出すポンプです。人の心臓の大きさは、その人がこぶしを握った大きさくらいです。

地球最大の生物であるシロナガスクジラの心臓は、重さが180㎏、人間の大人約3人分の重さがあります。

心臓の動きを拍動とか心拍といいます。人の心拍は1分間に50~100回程度。心拍は体の大きな動物ほど少なく、小さな動物ほど多くなっています。

体長22メートルのシロナガスクジラの心拍数は、毎分8~10回程度ですが、最近観察されたもので1番少ないときは1分間に2回ということが分かりました。

これに対し体重30gのヨーロッパヒメトガリネズミの心拍数は、毎分1200回というから驚きです。


心臓と血液の雑学

心臓はどんな時でも休むことなく動いています。そのため、たくさんの酸素と栄養が必要です。この酸素と栄養を運んでいるのが血液ですが、心臓に必要な酸素と栄養を運ぶために使われる血液は、心臓が送り出す血液の5%、心臓の大きさから考えるととてもたくさんの量ですね。

心臓は、必要な酸素と栄養分が届いている間は動き続けます。このため、脳が死んでしまった場合でも心臓が動き続けることがあります。これが脳死と言われる状態です。

大人の血液量は、約4~5リットル。けがなどで血液の3分の1が失われると人は死んでしまいます。この血液が心臓から送り出されるわけですが、血液は心臓を出てから30秒から1分程度で心臓に戻ります。

これをもとに、心臓が1日に送り出す血液量を計算すると、およそ8000リットル。

私たちは、こんなに働いてくれる心臓に感謝しなくてはならないかもしれません。

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