2012年9月27日木曜日

受験勉強の方法が分からない60%以上

受験生に関して、ベネッセが調査したアンケートが気になりました。

全国の高校1年生と、その母親に対して行ったインターネットアンケートです。


高校受験に対する悩みや不安について、当てはまることをたずねました。

受験した生徒に対するアンケートの結果で、

1番多かったのが「合格できるかどうか不安だった」80.6%。

2番目は「なんだかイライラした」65.6%。

3番目は「何を勉強すればいいのか分からなかった」64.5%。

となっています。

ちょっと驚いたのは、3番目の「何を勉強したらいいか分からなかった」が60%を超えていることです。

中学3年生で受験勉強をしているはずなのに、「何をしたらいいか分からない」と答えています。

受験する本人が、自分の学習について客観的な判断ができないということです。

でも自分の学力を客観的に判断する材料は、身近な所にあります。

それは、中学1年生の時からの定期テストの結果です。

何をすれかわからない人は、この過去の定期テストをやり直してみて下さい。

定期テストのできなかったところをできるようになるまで練習すれば、かなりの力がつくはずです。

夏休み前までに定期テストの復習を終えて夏期講習を受講すれば、9月以降のテストではかなりいい結果が出せるはずです。

そして、受験3カ月前くらいから過去問などに取り組めば、合格はほとんど手の中にあるようなもの。

受験のために何を勉強したらいいか分からない人は、過去の定期テストの復習から始めましょう。

2012年9月24日月曜日

GDPに占める教育機関への公的支出の割合

経済開発機構が今月11日に2009年のGDP(国内総生産)に占める学校などの教育機関への公的支出の割合を発表しました。

日本は比較31カ国中の31位、つまり最下位でした。

日本はこれで3年連続最下位。

 このGDPに対する教育費の割合から見えるのは、その国の指導者たちが、教育をどの程度重要と考えているかです。

比率が高い国は、国の未来を子供たちに託せるようにしっかりした教育を受けてもらおうと考え、国の財政が多少きびしくとも教育を優先させている。

そう考えていいのではないでしょうか。

今回の発表では、9日地方を合わせた公的教育費の平均割合は5.4%。

トップはデンマークで7.5%、それに対し日本は、3.6%でした。

2010年の各国の小学校の学級規模平均は、21.2人。

日本は28.0人。

世界は、小規模学級が進んでいることが分かります。

みんな、もっと教育に目を向けるべきです。

私は、国を作る根本は子供たちの教育にあると考えています。

2012年9月20日木曜日

何度も英語に触れること

昨日書いたに英語学習の内容おちょっと似ています。

英語が分からない!!

文法を覚えられない!!

と言う人は、次のことを実践して下さい。

英文法や表現は、先生が黒板などに書いて説明してくれます。

でもこれって、すぐには覚えられません。

そこで、簡単な解決策を紹介します。

中学英語の教科書には、各ページの下にそのページで学習する文法や表現が書いてあります。

そこに書いてある基本文を、声に出して7回以上つぶやいてみましょう。

英文の意味を理解したうえで、必ず声に出すこと。

英語を覚えるためには、インプットだけでなくアウトプットも大切。アウトプットすることで、学習効果は何倍にもなります。

小学校で九九を覚えるとき、何度も声に出して言わされたでしょう。

あの九九の練習と同じです。

ほとんどの生徒が基本文を読む練習はしないあるいは読んでも1、2回なので、この練習を繰り返せばあなたは他の人の何倍も基本文に触れたことになります。

この小さな差が、大きな差になっていきます。

宿題をする前や、寝る前、覚えなくてはならない英文を何度もつぶやきましょう。

英語に触れた回数だけ、あなたの力が伸びていきます。

2012年9月19日水曜日

英語を教科書を使って効果的に学習する

英語は勉強ではなく練習、つまりトレーニングです。

いくら知識を蓄えても、その知識を使うことができなければ意味がありません。

英語は他の学習とは違うスキルですから、トレーニングを繰り返すことで身についていき、
実力もついていくと思って下さい。

具体的に、どんなふうに勉強すればいいかと言うと、いつもブログに書いている通りリスニングと音読を中心にした練習を繰り返すこと。

最初は、聞くことから始めます。

聞く経験は、量が多ければ多いほどあなたの英語力を上げるパワーになります。

教科書の内容をガイドなどで確認してから、CDで本文を聞きましょう。

聞く回数は、5回程度。

5回聞いたなら、声に出して本文を3回音読します。

音読するときには、早く読むのではなく、意味を理解できるスピード(日本語に訳すという意味ではありません)で読んで下さい。

読むのは大丈夫と言う人は、CDと一緒に読んでみると発音がさらによくなります。

声に出して読むのは、英語を音声として認識し英語の語順を自然に身につけるためです。

次に、進出の単語や表現をノートに5回ずつ書きます。

学校で、ノートに英語を書くという宿題が出ているときには、これを宿題としてやればいいと思います。

そして、本文を1回書きうつします。

単語を書くとき、本文を書くときには、必ず声に出して読みながら書いていって下さい。

この、聞き、読み、各と言う練習が英語学習の基本です。またこの練習を繰り返すことで、話す力も伸びていきます。

2012年9月18日火曜日

読み聞かせと子どもの成長2

前回の続きで、第3段階からです。

第3段階:一緒に読む

子供が文字を覚え始めると、親は読み書かせは卒業と考えがちですが、まだまだ読み聞かせが必要です。

子供は文字を覚え始めた段階で、読むスピードが遅いのに内容は早く知りたいのです。

そのため、親に読んでくれるようにせがみます。

この段階で読み聞かせをやめてしまっては、それまでの苦労が台無しです。

子供が1人で読み始めるまで、読み聞かせたりいっしょに読んだりしてあげましょう。


第4段階:自分読み始める

一緒に読む過程を経て、子どもは自ら本を読むようになっていきます。

自分から好きな本を選び、どんどん読みます。

このころは、同じ本を繰り返し読むことを嫌い、新しい本、新しい本へと興味が移っていく傾向が強いようです。

子供が読みたい本をすべてそろえていたのでは、家計が大変。

図書館などを利用して、多くの本に触れさせてあげて下さい。

2012年9月17日月曜日

本を見せる・読み聞かせ

小さなころから読み聞かせをすると、子どもは本好きになります。

その読み聞かせについて、成長の各段階ごとにまとめてみました。


第1段階:本を見せる

幼児は絵本を通して外の世界に触れます。

さまざまな絵本を見れば見るほど、間接的な経験が増え、それがその後、想像力や思考力になっていきます。


第2段階:読み聞かせる

読み聞かせは、親子が触れ合う大切な時間でもあります。

大切なコミュニケーションの場の1つです。

子供に本を読み聞かせるときには、親の心の状態がとても大切です。

子供は、親の表情や内側にある感情までしっかり感じ取ります。

ですから、義務感だけでいやいや読み聞かせても子どもは本を楽しむことができません。

読み聞かせるときには、表情も心も明るく自分も楽しみながら読むことです。

CDブックなどを利用するときには、最初は子供と一緒に聞きましょう。

CDのかけっぱなしでは、子どもの感情は育ちません。

小さい時には、親と一緒だから子供は楽しいのです。

2012年9月15日土曜日

今、小学校の英語は・・・

小学校で英語学習が始まって2年目。

5年生の塾生の話では、楽しく英語に接しているようです。

中には、何を言っているのかよく分からないけれど面白いという生徒もいます。

小学校での英語は、英語に慣れるためのもの、英語を楽しいと思えればいいのだなあと思います。

英語学習で1番大切なことは、「英語を嫌いにならない」ことです。

どの教科でも言えることですが、1度その教科を嫌いになってしまうと、意欲が失せ、脳自体がその学習を拒絶します。

勉強が苦痛になります。

週に1時限の授業の中で英語の楽しさに触れ、英語に興味を持つ。

これができている、小学校の英語学習は成功していると考えていいのでしょう。

せっかく興味を持った英語ですから、家庭でもさらに興味を持てるように英語に触れる時間を持ってはどうでしょう。

勉強という形でなく、自然な形で。

英語の絵本を読んだり(見たりが正解かな?)、英語を聞いたり。

子どもに負荷をかけない形で、英語に触れる時間を作るのです。 

2012年9月14日金曜日

集中させる工夫

家で勉強させるのに、子どもが集中しなくて困ると悩む父兄の方は多いと思います。

塾にも、集中できない子どもが入ってきます。

小学校の低学年は特に。

集中できないのが普通と言ってしまえばそれまで何ですが、塾で行っているちょっとした工夫を紹介しますので、家庭でも試してみてはどうでしょうか。

 子どもに問題を作らせる。

子供にその日学校で勉強した内容を確認するために、子どもに算数ん問題を作らせ、先生がその問題解くという方法です。

子どもが先生になって、大人の私に教える方法です。子どもは、一生懸命考えて問題を作り私をテストする、いわゆる「ごっこ遊び」に近いものです。

この時の方法は、2タイプ。問題を解きながら、子どもに質問して学校での学習定着度を確認する方法。まだ、集中力が弱い子供はこの方法から始めます。

そして、少しずつ集中力がついてきたら、「先生が問題を解いている間、このプリントをやっていてもらえる」とあらかじめ用意しておいたプリントを解かせる方法です。

私が解いた問題は、しっかり子どもに答え合わせをしてもらいます。

これで、子どもがしっかり勉強を理解しているかどうかも確認できます。


2012年9月13日木曜日

子どもが主人公の文章問題を作る

文章問題が苦手な子供は沢山います。

苦手な理由は、文章を読めない。つまり文章を読んで、何を質問されているのか理解できない、イメージできない。

そんな時には、イメージする練習が必要です。

単純に子どもに、「想像してごらん」という先生、親御さんはいますが、子どもはそう言われてもどうしたらいいのか戸惑うばかり。

そこで、文章から実際の情景をイメージする練習の文章を作ります。

例えば、

「○○ちゃんは、お母さんとバスに乗りました。今バスには8人のお客さんが乗っています。次のバス停で、5人乗りました。そして、その次のバス停では、2人おりました。今バスには、何人のお客さんが乗っているでしょうか?」

「○○ちゃんは、おばあちゃんとおつかいに行きました。○○ちゃんは、チョコレートが好きなので120円のチョコレートを買ってもらいました。・・・・」

こんな風に、文章中に勉強する子供本人の名前を入れて問題を作ります。

そして、文章を子どもと一緒に絵に描きながら問題を考えていくとい方法です。

問題を作るのが大変に思えるかもしれませんが、最初は絵に描かなくても分かるようなすごく簡単な問題から少しずつステップアップしていくつもりでやれば、問題作り慣れていきます。

2012年9月12日水曜日

教科書は家庭学習向き

中学受験などの特別な学習を除けば、教科書は最強の学習ツールです。

子供の学力は、復習で伸びます。

子供は、毎日授業で教科書を使っているので、これをさらに家庭で使えば効果的な学習ができるはずです。

それも短時間で。

子供が、勉強が分からないと言いだすと、問題集や参考書をすぐに与える方がいます。

教科書の勉強だけでは足りない、教科書だけではついていけないと考える人がいます。

でも分からない原因は、子どもが教科書の内容を理解できないこと。

まずすべきことは、教科書のどの部分でつまづいているかを見つけることです。

親子で、教科書を使いながら考えてみましょう。

理解できたなと思ったら、教科書の練習問題で確認。

さらに演習量が必要だと思ったら、問題集をやってみるという順番がいいと思います。

この時、親の主な役割は、教えることではありません。

子供と一緒に考え、子どもの勉強に関心を示す姿勢を示すことです。

教科書は、親子のコミュニケーションツール、親子で教科書を楽しんで下さい。

2012年9月11日火曜日

教科書はテストに直結

教科書を家庭学習に用いる最大の利点は、授業とテストに直結しているということです。

テストでいい点を取りたかったら、教科書を徹底的に学習しましょう。

学校のテストは、教科書の中から出るのですから教科書をしっかり勉強すればいい点が取れます。

テスト問題は、教科書の内容をもとに作られています。

ですから、学校のテストには、教科書の出版社名とどのページから出題されているかまで書いてあります。

授業と家庭の両方で教科書を使って学習すれば高得点が取れ、それが自信になり学力が伸びていくはずです。

2012年9月10日月曜日

基本は教科書

小学生の保護者の方は、お子さんの教科書の内容を見たことがありますか。

教科書は、勉強内容を段階的に理解できるように工夫がされています。

子供が学校の宿題をやっていて、「どうしてこんなことも分からないんだろう?」なんて思ってはいませんか。

そう考えると、子どもが勉強が分からない、テストができないと、ついつい感情的になってしまいます。

大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては初めて出会う言葉や表現がいっぱいあるんです。「知らなくて当たり前」くらいに思っていなくてはいけません。


教科書の大切さ

例えば、小学1年生の算数。足し算や引き算という言葉の概念やどんな時にどの計算を使えばいいのかということは、子どもたちが初めて出会うものです。

これらを、足し算や引き算の意味、どんな時に使ったらいいのか順を追って理解できるように説明しているのが教科書です。

教科夜の中にある写真やイラスト、グラフや図など、無駄なものはなくあの薄い本の中にとても濃い内容がぎっしり詰まっているのです。

このような作りになっているため、教科書は、学校の授業や宿題だけに使うだけでなく家庭学習でも大きな力を発揮してくれます。

2012年9月5日水曜日

英語が先かそれとも日本語か

英単語を覚えるとき、

英語→日本語

の順番で覚えるか、それともその逆の、

日本語→英語

の順がいいかというという質問が生徒からありました。

どちらが効率的に英単語を覚えられるかと言うと、

英語→日本語

のほうが効果的に覚えられます。

これについては、覚えられる量に4倍の差が出るというデータもあるそうです。

単語やイディオムを見て、意味が分かるものの量をどんどん増やしていくことで、テストの得点を伸ばすことができます。

まずは、読める単語を増やしていくことが第一歩です。

教科書や問題集の文を音読して、どんどん読んで意味の分かる単語を増やしていきましょう。

2012年9月3日月曜日

忘れることは覚えることの第1歩

勉強は、何回も忘れて、忘れて、忘れて、これを繰り返して初めて身についていくものです。

1回も忘れずに、しっかり覚えられるなんてことはありません。

忘れたらまた覚えなおせばいいんです。

忘れたら覚えなおしましょう。

忘れること、それは覚えるための第1歩。

何度も何度も繰り返すことで、学習が定着していきます。

勉強をしっかり身につけるには、復習を徹底して行うこと。

これにつきます。