2013年1月12日土曜日

復習は問題を書いて解かなくてもいい

部活で活躍し忙しい生徒と私との話です。

私が「学習したことは繰り返し復習することでしか身に着かない」といつも言うのですが、復習する時間はないという返事。

忙しくて時間がなくても、復習はできます。

彼は、復習と言うと、プリントなテキストなどの問題を全てノートに書いて解かなくてはならないと思い込んでいたようです。

彼は、もともと勉強は好きではありませんから、それは大変でしょう。

父兄の方も、とにかくノートに解かなくてはいけないと思い込んでいますが、部活や宿題で忙しい生徒に毎日その方法で復習させるのは難しいですよね。

時間がない生徒の場合の復習は、学習した内容に目を通すだけでもかまいません。

これなら、わずかな時間で出来るはずです。

人間は、誰でも物事を忘れていきます。

これが自然です。

もちろん勉強についても同じこと。

復習は、何度も思い出して忘れないようにすればいいのです。

全てを忘れきってしまってからでは、またゼロから覚えなおさなくてはなりません。

ノートや教科書、プリントをちょっと見なおすだけでもこれを防ぐことができるのです。

何度も繰り返し思いだしたものは、脳が重要なことだと判断して長期記憶の部分へと移り忘れにくくなります。

もちろん、ノートに問題をかくほうが記憶は定着しやすいのですが、無理をして勉強をどんどん嫌いになっていくよりはいいと思います。


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