もうすっかり受験モード。
でもなかなか、生徒も私も思った通りに物事が進みません。
理由は、正確な自己分析が出来ないからです。
自分がどこができていない、どうすれば弱点補強ができるのか、今の段階でも理解していない。
弱点補強は大切ですが、弱点補強だけが受験で得点アップするための勉強法ではありません。
弱点だけでなく、自分の勉強で伸びしろのある部分を探しそこで得点を稼ぐという方法もあります。
例えば5教科各100点満点、合計500点満点のテストで考えてみましょう。
※静岡県はほとんどの学校で各科目50点満点ですが、100点満点のほうが説明しやすいのでこの設定で説明します。
中くらいの高校を受験するとして、合格の目安点を300点としましょう。
模擬試験をやった結果が、
数学 70点
国語 60点
英語 40点
理科 55点
社会 60点
合計で285点。合格最低ラインに15点届きません。
ここで、残りの受験までの期間何を勉強したらいいでしょうか。
ほとんどの方は、英語と答えると思います。
まあ、本人もそう思うでしょう。
でも、限られた時間の中で英語を15点伸ばすというのはかなりきついです。
得点を見れば、苦手な教科だということが分かります。
受験は、合計点が勝負です。
ですから、
英語が足切り点数に届いているのなら、他の教科で一番得点を上げやすいものを学習します。
時間対効果を考えた場合、それが一番合格しやすい勉強法ということになります。
ついつい「一番得点の低い教科を勉強しなきゃ」と思ってしまいますが、そこに視点を置かないで下さい。
どうしたら合格するのか、どこに力を入れて勉強すればいいのか、
その答えは、「どの教科が受験までの短い期間で一番伸びるのか」です。
それが、得点が一番悪かった英語になることもあるかもしれません。
考えなくてはならないのは、どうしたら合計点を上げることができるか。
そこを考えて、残りの期間勉強をしてみて下さい。
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