幼児期、親は子どもにたくさん言葉をかけ、その受け答えを楽しみます。ところが、子どもが小学校に入る頃になると事情が変わってきます。
躾のため、あるいは勉強についての指示や命令が多くなり、親子の会話が会話ではなくなってしまうことが極端に増えてしまうのです。
国語力は、最初は会話によってついていきます。
子どもが言葉を覚えるのは、両親や身近な人たちとの会話を通してです。
ところが、子どもが成長するにしたがって、親も子どもも忙しくなってのんびりと会話をすることが減ってきます。親が口を開くときはいつも小言や指示ばかり。子どもは、親と話すより1人でゲームをしていたほうが楽しいと思うようになります。
これでは話を聞く能力や、自分の考えを相手に伝える能力が育たないどころか、衰えていってしまいます。
子どもの話を、じっくり聞いてあげる時間を持ちましょう。
子どもが何か話しかけてきたら、ゆっくり聞いてあげて下さい。途中で話の腰を折ったり、急かしたりしないで下さい。
子どもが、自分の考えを自分の言葉で話せるように、親が待つことが大切です。
そして、子どもがひ通り話し終わったら、あなたが感じたことも言ってみましょう。
意識すれば、簡単にできることです。
会話の中で、子どもの思考回路が育ち考える力がついていきます。
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