ある塾の先生とお話をしました。
勉強を嫌いな生徒はどうしたらいいかという話題になりました。
その先生は、「勉強がいやならやらなくてもいいよ。でも高校には行くんだろう。だから、高校に入るためにはやるしかない。勉強は高校入試のためにやるしかないね」と生徒に言うそうです。
そう言って生徒に勉強をさせるそうです。
数学で「2次方程式や証明なんか社会に出てから使わない」
英語で「日本にいれば英語なんかいらない。将来が外国になんか行かない」
そう生徒が言うときにも、
「高校入試になるから仕方がないね。勉強するしかない」そう生徒に言って勉強させるそうです。
私は、この先生とは全く考え方が違います。
子どもがなぜ「勉強を嫌いだ」と言うのかというところに目を向けます。
それは、勉強が分からないから、学校で授業に参加できないからです。
生徒が講師に勉強を嫌いだというほとんどの場合「分からないからやりたくない。分からないからそこから逃げ出したい」という気持ちからその言葉が出ているのだと思っています。
だから、勉強を嫌いでなくするためには、勉強を分かるようにして授業に参加できるようさせてあげればいいのです。
嫌いなまま勉強させても、学力は上がりません。
少しでも「分かると楽しい」という気持ちを感じてもらい、それを繰り返して勉強を嫌いでなくしていくのです。
与えられた問題を嫌々こなしていく受け身ではなく、自分から積極的に授業に参加するような仕組みを授業で作ります。
多少分からなくても、自分が授業に参加できる部分があれば子どもたちは変わっていきます。
勉強を好きにまではさせられないけれど、少なくとも強制的に嫌々らされる勉強からは抜け出させることはできます。
だから私は、「高校受験を受けなければならないから、嫌でも勉強しなくちゃならないね」なんてことは言いません。
2013年4月14日日曜日
分からないことは暗記できない
暗記が苦手だと思っている人、なぜ苦手なのか考えたことがありますか。
ただやみくもに、言葉を覚えようとしているなら、暗記が苦手なのではなく、覚える方法が間違っているのです。
人間は、理解できないことは覚えられません。
歴史でも、どんな人か、何をした人かを知っていると覚えやすいですよ。
ただの記号だと一度覚えても、すぐに忘れてしまうのと同じです。
また、人は自分の興味のあることはすぐに覚えられます。
興味のあることは、少しぐらい難しくても自分で調べたり、人に聞いたりして覚えてしまうでしょ。
これに対し、関心がないこと、難しいと感じたこと、嫌いなことは覚えられません。
勉強は面白くないという気持ちや苦手意識があると、本来の力があれば理解ができることでも頭に入っていきません。
記憶できるかどうかは、実は頭がいいとか悪いとかの問題ではありません。
どれだけ思い出したかだけ。
好きなことは、一度学習しただけでも覚えられるというのは、楽しかったから何度も思い出している、だから覚えているんです。
つまり、覚えられるかどうかはどれだけ復習しているかということだけです。
嫌なことは思い出したくないから覚えられない、でも楽しいことは何度も思い出している。
もしあなたが、勉強を楽しく感じる工夫をすることができれば、暗記も簡単になるはずです。
ただやみくもに、言葉を覚えようとしているなら、暗記が苦手なのではなく、覚える方法が間違っているのです。
人間は、理解できないことは覚えられません。
歴史でも、どんな人か、何をした人かを知っていると覚えやすいですよ。
ただの記号だと一度覚えても、すぐに忘れてしまうのと同じです。
また、人は自分の興味のあることはすぐに覚えられます。
興味のあることは、少しぐらい難しくても自分で調べたり、人に聞いたりして覚えてしまうでしょ。
これに対し、関心がないこと、難しいと感じたこと、嫌いなことは覚えられません。
勉強は面白くないという気持ちや苦手意識があると、本来の力があれば理解ができることでも頭に入っていきません。
記憶できるかどうかは、実は頭がいいとか悪いとかの問題ではありません。
どれだけ思い出したかだけ。
好きなことは、一度学習しただけでも覚えられるというのは、楽しかったから何度も思い出している、だから覚えているんです。
つまり、覚えられるかどうかはどれだけ復習しているかということだけです。
嫌なことは思い出したくないから覚えられない、でも楽しいことは何度も思い出している。
もしあなたが、勉強を楽しく感じる工夫をすることができれば、暗記も簡単になるはずです。
2013年3月5日火曜日
英語を苦手にしないコツ
中学1年生では、6割以上の使徒たちが英語に興味があるのに、中学3年生になると英語に興味がある生徒は半分以下になってしまいます。
さらに、中学3年では30%近くの生徒が、内容が分からないまま授業を受けていることが報告せれています。
普段日本語だけで十分に生活出来る生徒たちに、英語が大切だから、社会がグローバル化しているからといくら言ったところで、実感が待てないというのが現実です。
使う必要を感じられない、そんな教科をどうして好きになれるでしょうか。
実際に使ってみることができないから、どんどん英語が苦手になっていくのだと私は思います。
● 試合のないスポーツの練習
スポーツに例えてみれば、分かりやすいのではないでしょうか。
例えば野球。
試合をすることもないのに、ランニングや玉ひろい、ノックを受ける練習ばかりしていたらどうでしょう。
打者は試合でバットを振ることもなく、ピッチャーも試合で投げることがないのに、ただただ練習だけさせられている。
練習試合にしろ大会にしろ、試合で勝つという目標が合ってはじめてやる気が湧いてきます。
試合という成果を試せる場面があるから、一生懸命練習出来るのです。
英語もこれと同じです。
学校では、勉強をした成果を試せる場面がテストだけです。
テストだけのための勉強が、楽しいとは感じられないでしょう。
中学生の間中このことが続くのですから、英語を好きになる機会はほとんどきません。
自分が英語を上達したと感じられる場面が、学習の場に必要です。
定期的に、英語で話す機会を設け、それに向けて学習する。
実際に英語を使うことを前提にして勉強することで、質の高い授業ができます。
また、実際に英語を話さなくてはならないので、生徒も授業に参加しやすくなります。
そういう工夫さらた授業を行うことで、子どもたちの英語力が向上し、英語を使う楽しさも感じられるようになるのではないでしょうか。
さらに、中学3年では30%近くの生徒が、内容が分からないまま授業を受けていることが報告せれています。
普段日本語だけで十分に生活出来る生徒たちに、英語が大切だから、社会がグローバル化しているからといくら言ったところで、実感が待てないというのが現実です。
使う必要を感じられない、そんな教科をどうして好きになれるでしょうか。
実際に使ってみることができないから、どんどん英語が苦手になっていくのだと私は思います。
● 試合のないスポーツの練習
スポーツに例えてみれば、分かりやすいのではないでしょうか。
例えば野球。
試合をすることもないのに、ランニングや玉ひろい、ノックを受ける練習ばかりしていたらどうでしょう。
打者は試合でバットを振ることもなく、ピッチャーも試合で投げることがないのに、ただただ練習だけさせられている。
練習試合にしろ大会にしろ、試合で勝つという目標が合ってはじめてやる気が湧いてきます。
試合という成果を試せる場面があるから、一生懸命練習出来るのです。
英語もこれと同じです。
学校では、勉強をした成果を試せる場面がテストだけです。
テストだけのための勉強が、楽しいとは感じられないでしょう。
中学生の間中このことが続くのですから、英語を好きになる機会はほとんどきません。
自分が英語を上達したと感じられる場面が、学習の場に必要です。
定期的に、英語で話す機会を設け、それに向けて学習する。
実際に英語を使うことを前提にして勉強することで、質の高い授業ができます。
また、実際に英語を話さなくてはならないので、生徒も授業に参加しやすくなります。
そういう工夫さらた授業を行うことで、子どもたちの英語力が向上し、英語を使う楽しさも感じられるようになるのではないでしょうか。
2013年2月15日金曜日
中学受験をする理由2 公立中学に行かせたくない
最近は、公立中学校に行かせたくないと考えている父兄の方が増えています。
現在の公教育に不安を抱えているのです。
子どもたちの話を聞くと、実際に先生を馬鹿にし、授業を真剣に受けない子どももいるようです。自分が授業を受けないだけならいいのですが、授業を妨害し、授業が成り立たない場合もあります。
授業が成り立たなければ、学力が身に着くはずもありません。
教師に対する不信感、学力に対する不安、子どもを守りたいという気持ちを持つお父さんお母さんが増え、私立中学受験を選ぶケースも増えています。
現在の公教育に不安を抱えているのです。
子どもたちの話を聞くと、実際に先生を馬鹿にし、授業を真剣に受けない子どももいるようです。自分が授業を受けないだけならいいのですが、授業を妨害し、授業が成り立たない場合もあります。
授業が成り立たなければ、学力が身に着くはずもありません。
教師に対する不信感、学力に対する不安、子どもを守りたいという気持ちを持つお父さんお母さんが増え、私立中学受験を選ぶケースも増えています。
2013年2月14日木曜日
受験では必ず勝てる準備を
2013年2月13日水曜日
ケアレスミスをなくすにはどうしたらいい?
子どもが分かりやすいと感じる授業は、「分かったつもりになりやすい授業」です。
ですから、子どもを指導するときには、必ず子どもが理解できているかどうかを確認する必要があります。
分かりやすい説明は、簡潔で、要点をピンポイントで説明していることがあります。
子どもたちはこの説明を聞き「分かったつもり」でテストを受けるとミスをします。
そして、授業では分かっていたのに、テストでは出来なかったという事実から、自分はその科目を苦手だと思い込んでしまいます。
これをなくすには、生徒の理解度を確認するとともに、こんな風にするとミスをするよということまで教えること。
ミスの仕方まで教えると、子どもたちはテストで失敗しなくなります。
テストで間違えた場合は、なぜ間違えたのかまで教えるのが勝ちのある学習。
そこまで教えないと、子どもには自分がミスをした理由が分かりません。
テスト直しというと、学校や塾の先生は、正しい解き方を黒板に書いて写させるだけ。
自分がどこで、なぜ間違えたのかを気づかないまま勉強が終わってしまいます。
ミスの発生する原因に目を向けないで、成績を伸ばすというのは無理な話です。
ですから、子どもを指導するときには、必ず子どもが理解できているかどうかを確認する必要があります。
分かりやすい説明は、簡潔で、要点をピンポイントで説明していることがあります。
子どもたちはこの説明を聞き「分かったつもり」でテストを受けるとミスをします。
そして、授業では分かっていたのに、テストでは出来なかったという事実から、自分はその科目を苦手だと思い込んでしまいます。
これをなくすには、生徒の理解度を確認するとともに、こんな風にするとミスをするよということまで教えること。
ミスの仕方まで教えると、子どもたちはテストで失敗しなくなります。
テストで間違えた場合は、なぜ間違えたのかまで教えるのが勝ちのある学習。
そこまで教えないと、子どもには自分がミスをした理由が分かりません。
テスト直しというと、学校や塾の先生は、正しい解き方を黒板に書いて写させるだけ。
自分がどこで、なぜ間違えたのかを気づかないまま勉強が終わってしまいます。
ミスの発生する原因に目を向けないで、成績を伸ばすというのは無理な話です。
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